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脂質異常症について

脂質異常症とは

血液中の脂質の値が基準値から外れた状態を、脂質異常症といいます。脂質の異常には、LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)、トリグリセライド(中性脂肪)の血中濃度の異常があります。従来は高脂血症と呼ばれていた病態も脂質異常症の一部に含まれます。

脂質異常症には、自覚症状が表れないことが多いですが、進行すると皮膚に黄色腫や眼球に角膜輪と呼ばれる白い輪が見られることがあります。

原因

脂質異常症の多くは生活習慣によって起こります。運動不足や偏った食事、肥満などが原因となり成人以降に発症することが多いです。

生まれながらの体質的な要因が関係する原発性脂質異常症(家族性高コレステロール血症など)、他の病気や薬の影響で脂質異常症を発症する二次性脂質異常症もあります。

治療法

脂質異常症の治療は食事療法、運動療法、禁煙、血圧管理、薬物療法を状態に合わせて行います。

バランスの取れた食事を摂り、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を制限し、食物繊維やオメガ-3脂肪酸を多く含む食品を選ぶことが重要です。また、適度な運動や禁煙なども推奨されます。

生活習慣の改善だけでは血液中の脂質をコントロールすることができない場合、薬物療法を行います。
肝臓でのコレステロールの生成を抑制し、LDLコレステロールのレベルを低下させる効果の薬剤やコレステロールの吸収を阻害する薬剤、トリグリセライド(中性脂肪)を低下させる薬剤なども使用されることがあります。脂質異常症の治療は長期的なものであり、定期的なフォローアップが必要です。薬物療法の効果や副作用、血液中の脂質レベルの変化を定期的にモニタリングする必要があります。

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